考え方

学びたいことしか学べない

「面白そう」の直感に従うことに間違いはない。そう教えてくれたのが1月から通い始めた早稲田大学エクステンション講座「クラシック音楽全史」でした。講座自体の面白さはもちろんのこと、思わぬ方向から得られた学びがまた面白くて、書かずにはいられなく…

なぜ女性は自信がもてないのか

原点にもどった2020年はじめの孫子女子勉強会で、私は長い間囚われていた呪縛から完全に解き放たれました。孫子女子勉強会の意義ここにありという会で、私にとっては忘れられない会になりました。 孫子女子勉強会、原点にもどる なぜ女性は自信がもてないの…

楠木建先生の話はなぜ面白いのか

ウィットに富んだ文章に魅せられて以来、いつかお話を聞いてみたいと思っていた楠木建先生の講演を聞きました。文章も面白いけれど、お話はそれよりもっとずっと面白く、帰宅して子どもに「面白かったわー」と興奮気味に伝えたものの、何が面白かったかと聞…

Bの学びがおこるとはどういうことか

2019年は、孫子女子勉強会に参加するたびにBの学びについて考えてきました。まるで1年のテーマとして、Bの学びが与えられていたかのようでした。2019年最後の月に出かけた「ビジネス×アート」イベントで、ようやくBの学びが腑に落ちた気がします。 ビジネス…

絵画を通して流れを読む

孫子女子勉強会に参加した後は、毎回、答えが得られてスッキリなどとは程遠く、言葉になる前の問いのようなものが渦巻くもやもやした感覚を抱えます。そして、渦巻いた問いのようなものを言葉にするまでが私にとっての学びの時間です。今回は孫子女子勉強会…

わからなさへの向き合い方

「知りたいには2種類あるのではないか?」10月の孫子女子勉強会に参加して、私の中に生まれた問いがこれでした。10月の孫子女子勉強会は勉強会仲間のスペシャルニュースに湧きました。いつものように孫子の一節をとりあげることもなく、発散的な話題の展開…

Bモードを錆びつかせないための孫子女子勉強会

9月の孫子女子勉強会が開催されたのは、最大級の警戒が必要と言われた台風15号の影響で首都圏の交通網が麻痺した9月9日のことでした。台風で混乱した駅の様子を見た田中先生がこの日の勉強会に用意してくれたテーマのおかげで、私達が孫子女子勉強会を必…

異文化に身をおくということ

アメリカ人男性と結婚してカルフォルニア州に住む友人を訪ねたのは、かれこれ4ヶ月ほど前のことでした。私がアメリカに足を踏み入れたのはこの時が初めてでした。友人の家を訪ね、いくつかの観光地をめぐる旅を一緒にしました。アメリカ旅行で得られたのは…

やめられないとまらない孫子女子勉強会

7月の孫子女子勉強会は、孫子の兵法の第一人者である守屋淳先生をゲスト講師に迎えての特別講義の会。今回はどんな学びがあるだろうと楽しみにしながら、都内での打ち合わせを終えた後に会場に向かいました。この日のZoom参加者は途中抜けの人もいましたが…

楽しむ気持ちの先にある学び

一般社団法人経営学習研究所(MALL)の企画イベントには、楽しそうだなと思えるものがあります。2月に音楽座のスタジオで開催された音楽を素材にしたチームづくりのイベントも、楽しそうと思って参加しました。参加してみたら期待以上に楽しめた上に気づきと発…

孫子女子勉強会とは何か

月に一度、その日が来るのを楽しみにしている孫子女子勉強会。勉強会という名がついてはいるものの、その言葉からイメージされる内容と実態は違っています。じゃあ、孫子女子勉強会とはいかなるものかと言われると、これがなかなか説明しづらいのです。が、…

孫子女子勉強会が長く続くワケ

孫子の兵法をテーマに月に1回貸し会議室に集まって開かれる女性限定の孫子女子勉強会も6年目に突入。講師の田中先生の周囲では孫子女子勉強会の知名度がじわじわと向上し、2019年4月に発売された守谷淳先生の新著「マンガ 最高の戦略教科書 孫子」に「孫子…

アドラー心理学のライフスタイルから学ぶ点と線の生き方

デパ地下がいつもと違う客層でにぎわった3月14日の孫子女子勉強会は、再び熊野さんを講師に迎えてアドラー心理学について学びました。年度末がせまっていることもあって欠席者がちらほらいて、こじんまりとした人数での開催となりました。私は、前回、不覚に…

大人の学びは役に立ってしまう

大人になると全く新しいことを学ぶ機会というのは、なかなかないものです。やったことがなくても、少しくらいは聞きかじったことがあることがあるものだからです。フラッシュモブダンスを全くのゼロから学ぶという貴重な機会に恵まれたので、それを通じて感…

アドラー心理学に学ぶ人間理解

2019年初回の孫子女子勉強会は、特別講師として熊野英一さんをお迎えしての勉強会でした。熊野さんは、田中先生の教え子であり、かつ、アドラー心理学にもとづくコミュニケーションを伝えるプロフェッショナルということで、この日のテーマは「アドラー心理…

パフォーマンスを上げる最強の方法

慶應SDMの前野先生のFacebook投稿で、フローに入るメソッドを体験できる「フロー体験ワークショップ」が開催されると知って、直感的にピンときました。直感は大当たりで、想定外含めて多くの気づきが得られました。 フローの概念 フロー体験エクササイズ あ…

面白くなければ伝わらない

孫子女子勉強会の講師である田中先生の最新刊「会計の世界史」の出版を記念した講演会があると聞いて、仕事が終わった後にいそいそと出かけて行ったのは11月20日のことでした。単なる出版記念講演会と思いきや、そこかしこに散りばめられた仕掛けと学びにあ…

選ばれるプロフェッショナル

医師は間違いなくプロフェッショナルと呼ばれる人です。かかりつけの歯医者に行った時の体験から、プロフェッショナルも選ばれる側にいると感じました。優れた専門的な知識と技術をもつだけでは選ばれるプロフェッショナルにはなれないとしたら、何が選ばれ…

プロフェッショナルとは何か

2年半の高松での単身赴任生活にピリオドが打たれ、いよいよ引っ越しの荷物が運び出された日、こういう人をプロフェッショナルというんだなという引っ越し担当者に出会いました。その担当者の立ち居振る舞いに、自分の引っ越しであることを忘れるほどに興味…

記録のチカラ

Facebookを開くと、2年前の今日は奇麗な青空に感動し、5年前の今日は玄田有史先生の講演に感動したと教えてくれました。日々の暮らしの中ではすっかり忘れていましたが、2年前の写真を見ると、5年前の文章を読むと、その時の感動が鮮やかによみがえってくる…

笑いと言葉の力で人を元気にする

「元気をもらえた」それが高松市で行われた大谷由里子さんの講演会終了直後の感想でした。よく使われるありふれた言葉です。でも、その言葉が一番ピッタリな表現でした。確かに、90分の講演のはじめから終わりまで、大谷さんのお話に惹きつけられました。…

AIと人間を分けるもの

AIという言葉は都市部だけでなく地方でも一定の認知度を得るようになりました。AIを使った実証実験の事例の記事もよく目にするようになりました。先日読んだAIに関するある記事の中で強い違和感を感じるフレーズがありました。その違和感が何からくるのかを…

まちづくりに一番大事なもの

今やアートプロジェクトによる地域活性化は全国各地で行われていますが、その中でも成功事例としてとりあげられることが多い瀬戸内国際芸術祭。 2018年7月21日の夜に開催された「せとうちばなし第4話」では、瀬戸内国際芸術祭開催以前から島の情報発信に取…

売り方のイノベーション

新刊書籍の発売日前日に著者のサイン入り書籍が郵送で届きました。届いた書籍は、楽天大学学長であり、自由すぎるサラリーマンとして知られる仲山進也さんの「組織にいながら、自由に働く。」です。この書籍を手にとった時、これは売り方のイノベーションだ…

若者は時代を映す鏡

「今どきの若者は・・・」というのはいつの時代にも言われることです。最近、臨床栄養学の研究をしている大学院2年生の長男を見て私自身もそう思いました。ただし、「・・・」の部分はネガティブな意味ではなく、ポジティブな意味で。そう思ったいくつかの…

コミュニティの力

4月7日(土)、高松駅近くに位置して瀬戸内海を一望できるNPO法人瀬戸内こえびネットワークの事務所にて、バースデーカードをつくる活動に参加しました。このアナログで地道な活動が地域力を高める大きな力になっていることは、参加したからこそわかったこと…

高校転入

もう二度と経験したくないと思っていることがあります。今から8年前のちょうど今頃のことでした。長男は、私の転勤による引っ越しのため、高校1年生から2年生に進級するタイミングで高校の転入試験を受けました。 当時、すでにインターネットからかなりの…

何を「すごい」と思うのか?

私達はあるものを見たり聞いたりして「すごい」と思うことがあります。この時、実のところ一体何に対してすごいと思っているのでしょうか?「すごい」を解明することで、「すごい」という領域に近づく手がかりを探ってみたいと思います。 「すごい」と思った…

広島・落語&トーク3人会から見えたもの

落語家の立川晴の輔さん、公認会計士の田中靖浩先生、重富酒店店主の重富寛さんによる落語・トーク3人会が11月25日に開催されました。開催場所は手入れの行き届いた生ビールを体験できる重富ビールスタンドのある広島市。参加者は東京をはじめとして、四国…

孫子女子勉強会で古典を学ぶ意義

現代社会の現象を「孫子の兵法」をもとにして読み解くという女性限定の「孫子女子勉強会」。中国古典の専門家であり「孫子の兵法」や「戦争論」の著者である守屋淳先生にスペシャル講師としてご参加いただけたおかげで、女子勉強会でなぜ古典を学ぶのかを明…