フリーランス塾潜入レポート続編

フリーランス塾潜入レポートが好評(?)だったので、調子にのって続編をお届けします。

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「いつかは学部」最終講義

なんとしても参加したかったフリーランス塾「いつかは学部」の3月講義。なぜなら、この日がフリーランス塾0期の最終講義だったから。フリーランス塾潜入レポートを書いたことで潜りだとバレてしまった私は、最終講義に参加できるのかと内心ヒヤヒヤでした。

 

が、案ずるより産むがやすしとはよく言ったものです。田中塾長から退塾を命じられることはありませんでした。まあ、これは想定内。

 

想定外だったのが塾生仲間からの反応。冷たい視線を浴びるどころか、「スパイだったんですね〜。見事な潜入ぶり」とお褒めの言葉(?)までいただきました。でも、まてよ、私は自分の意思で潜入した「潜り」ではあるけれど、誰かに雇われて情報収集する「スパイ」ではないよなあと思ったけれど、細かいことは気にしないことにしましょう。

 

前置きが長くなりました。最終講義の流れはこうでした。

(1)宿題のシェアとフィードバック

(2)田中理事長からの解説

(3)妄想プランのブレストとシェア

(4)田中理事長からの予告

 

自分の商売を考える

最終講義は宿題のシェアから始まりました。今回の宿題は「誰に何を提供すると自分も相手も嬉しいか」を考えることでした。要するに、自分の商売を考えるということですね。

 

もちろん私も宿題をやりましたよ。フリーランス塾の真実を知るために。潜入するのも結構大変なんです(笑)

 

今回の宿題は、前回の宿題「自分の因数分解よりはるかに難易度が高いものでした。〆切が迫る中、考える切り口がつかめず、焦りを感じました。悶々とする中で思い出したのが、前回の潜入レポートに書いた田中理事長の言葉です。潜入レポートを書いておいた自分、Good Job!

 

「自分の因数分解を行って、自分が何によってできているのかを知るのは大事なことです。『孫子の兵法』では、敵、己、天、地の4つを知ることの大切さを説いているんですね。己を知ることは大事ですが、それは大事な4つのうちの1つに過ぎないことも忘れてはいけません」

 

この言葉を手がかりにワークシートを作りました。4つのマスを埋めたら自然と宿題に答えが出せるのではと思ったのです。さしずめフリーランスビジネスモデルキャンバスといったところでしょうか。

 

 

前回、自分の因数分解をしていたので、「己」のマスはすぐに埋めることができました。次に埋めることができたのは、「天」と「地」のマスです。ここは少し熟慮が必要でしたが、変わらないことと今の時代が求めることを考えて、なんとか埋めることができました。

 

最後まで埋めるのが難しかったのが「敵=お客さん」のマスです。自分のことはわからないとよく言われますが、自分のこと以上にお客さんのことはわからないものでした。ここがフリーランスへの道で最初にぶちあたる壁なのかもしれません。

 

本当にそうなのかという迷いがぬぐいきれないまま、〆切直前になんとか「敵」のマスを埋めました。そして、真ん中に宿題の答えになるらしきものを書き込みました。

 

宿題のシェアは、前回同様に少人数のグループにわかれて行いました。少人数だったため、シェアをするだけでなく、他の人からのフィードバックももらうことができました。

 

グループでのシェアの後は、グループの代表者を通じて、全員の宿題のシェアを行いました。当たり前ですが、塾生の商売のネタは単なる思いつきではなく、自分のこれまでの経験やあたためていた妄想に紐付いたものでした。日頃から、「こんなことができたらいいな」、「こんなものがあったらいいな」、「こんなことをやってみたいな」と思いを巡らせておくことが大事ですね。

 

商売の考え方

全員の宿題のシェアが終わった後は田中理事長からの解説が続きます。フリーランス塾が他の塾とは一線を画すのは、この解説にあります。と書きながら、他の塾のことは知らないのですが。。。(汗)

 

自分の心に従って、何をやりたいか」を出発点とするのがいいでしょう。

 

世の中をよく見て、「自分があったらいいなと思うものがどうしてないんだろう?」「どうして誰も提供しないんだろう?」を次に考えてみましょう。これが天と地を知ることです。

 

あったらいいなと思うものを小さくやってみましょう。

 

この解説を聞いて、商売のネタを考える時に、「それがなぜないのか」を考える視点が自分にはなかったことに気づきました。私は「あったらいいな」だけを考えていました。

 

「あったらいいな」と「なぜないのか」では、見えてくるものが違うはずです。ないことにも理由はあるのです。

 

孫子の兵法を引き合いに出しての田中理事長の解説が続きます。

孫子の兵法では、こう説いています。

戦う前に検討しろと。

勝つ者は戦う前に勝とうとする。負ける者は戦ってから勝とうとする。

負けそうなら逃げろ。

 

ないことの理由を知るのは、戦う前に勝つためです。ないことの理由がわかれば、商売の勝算の見通しはぐんと良くなります。

 

ないことの理由に考えられるのもやはり「己」「敵」「天」「地」です。

己:能力がないから、やりたくないから

敵:お客さんがいないから

天:まだ気づいていないから

地:条件が揃っていないから

 

私の作ったフリーランスビジネスモデルキャンバスもあながち的外れではなかったようです。が、使い方は少し変えた方がよさそうです。

 

まずは、「己」と「敵」を考えて、真ん中に商売のネタを書く。次に、その商売をなぜ誰もやっていないのかを考える。その理由を「天」と「地」に書く。その上でもう一度、商売のネタを見直してみる。こうすれば、戦う前に勝てる商売のネタを考えやすくなりそうな気がします。

 

フリーランスへの道

田中理事長は、最後にこう解説をしめくくりました。

 

フリーランスにとって大事なことは、商売を続けることです。そのためにはお金が回る仕組みが必要です。

 

イベントを1回開催することならできても、続けるには関わる人が満足を得なければなりません。

 

人からお金をもらおうとする時、経験のないことを行う時、心の弱さが出てしまいます。そんな時に、励ましたり、相談したりする場が必要で、それがフリーランスです。

 

塾生はみんな心がジーンとなったはずです。さすが理事長を名乗るだけあって、イイコトを言います。誰目線だよという言い方ですが、こうとしか言いようがないのです(にっこり)

 

フリーランスと言えば一匹狼で孤独に戦うイメージがありましたが、そんなに強い人間ばかりじゃないですよね。誰かの役に立つためにこんなことをやってみたい思いはあっても、心の弱さゆえにそれをあきらめてしまう人がいます。

 

つまり、「やってみたい思いはあるけれど、あきらめてしまう人」にフリーランスとしてやりたいことを続ける応援と協力の場」を提供するのがフリーランスなのです。

 

フリーランスとして商売を続けることはもちろん大事です。ですが、その前にもうひとつ大事なことがあります。それは、フリーランスとして商売を始めることです。

 

田中理事長は、商売を続けるためのエンジンはお金であると言いました。それでは、商売を始めるためのエンジンは一体何でしょうか?

 

少人数グループに分かれて、自分の商売のネタをシェアしていた時のことです。同じグループになったとある塾生が、商売のアイデアを披露してくれました。

 

聞いているこちらまで実現したらいいなと思うとても素敵なアイデアでした。当の本人は、そのアイデアを話しているうちに次第に熱気を帯びてきて、思わずこんな言葉を漏らしたのです。

「今の仕事をやっている場合じゃないですね」

 

これを聞いた時、商売を始めるためのエンジンが何であるかを知りました。それは、本人のやりたくてたまらない気持ちです。

 

自分一人では、描いていた妄想は日常に追われる中でいつしか薄れてゆき、変わらない日常にとどまってしまいます。

 

妄想を人前で宣言することで、やりたかった気持ちをまざまざと自覚します。私は、フリーランス塾で自分で自分に火をつける宣言効果の威力を目の当たりにしました

 

あー、私はこの瞬間を目撃するために潜入したのだと自覚しました。フリーランス塾の真実を知るためには、潜入するしかなかったのだと。

 

そう言えば、田中理事長が前回の「いつかは学部」講義の最後で、突然に歌い出したことを思い出しました。

 

この塾はまるで滑走路 フリーランスに続く♪

ユーミンの「中央フリーウェイ」のメロディーで)

 

フリーランス塾は滑走路ですね。

目的はひとつ。飛ぶことです。

いつまでも助走ばかりではしょうがないんですよ。

ロケットのようにいきなり飛ぶのは難しいですが、

フリーランス塾で助走のスピードをあげて

いつか自由に飛んで行ってください。

 

フリーランス塾はフリーランスとして飛び立つまでの滑走路だと田中理事長は言いました。でも、フリーランス塾の意義はそれだけにとどまりません。

 

飛び続けるためのエンジンはお金だけでない。飛び立った後も飛び続けるために塾生仲間の応援や協力がとても大きな力になる。これが、フリーランス塾0期の最終講義を受けての私の結論です。

 

フリーランス塾の田中理事長、イイコトを言うけれど、ちょっと惜しいこともありますね(笑)

 

ブラッシュアップフリーランス

さて、私が潜入したフリーランス塾の最終講義も終了してしまいました。この後のフリーランス塾は一体どうなるのか?気になりますよねえ。

 

と思ったところで、田中理事長からこんな予告が発表されました。

 

みなさんも感じたと思いますが、0期をやってみてわかったのは3ヶ月では短いということです。

 

4月からフリーランス塾1期を6ヶ月コースで開講します。しかーも、4月からは新学部を新たに開設することにしました。

 

近いうちに概要を発表しますので、楽しみにお待ちください。

 

なんと、新学部開設だそうです。新学部とは一体どんな学部なのでしょう?「いつかは」「すでに」とくれば、もしや「かつてはフリーランス学部」とか?(笑)「かつては」学部だとしたら、そこでは何を学ぶというのか。。。

 

近日中に田中理事長から発表されるであろう「ブラッシュアップライフ」ならぬ「ブラッシュアップフリーランス塾」の概要発表に乞うご期待!